あなたがしたい仕事はどれですか?

「音響の仕事」と一言にいっても、舞台やイベント、コンサートなど、シーンによってその役割はさまざまです。こちらではそれぞれの仕事の内容やポイントをご紹介します。

なお、技術面での職種の違いについては「当社で描けるステップアップキャリア」のページでご紹介しています。そちらもあわせてご確認ください。

  • 舞台
  • イベント
  • コンサート

演劇・ミュージカル舞台やイベント

台本に合わせた効果音・音楽の選定を行い、稽古場での音出しから舞台に携わるのが音響スタッフの仕事。演者や他のスタッフと呼吸をひとつにするために、何度も打ち合わせとリハーサルを重ねて初日を迎えます。音響の仕事のなかでも、ひとつのチームのクルーとして一緒に現場をつくっていくという感覚がより強い仕事かもしれませんね。

求められるのはコミュニケーション能力の高さと強いメンタル

舞台は俳優の演技のほか、音響や照明、美術などの調和が生む総合芸術。スタッフ間のチームワークが特に大切な現場ですので、コミュニケーション能力は欠かせません。また、一発集中の舞台が千秋楽まで数公演続くという、メンタル面の強さが求められる仕事でもあります。はじめのうちは緊張のほうが大きいかもしれませんが、現場をこなすうちに、だんだんとその緊張や舞台ならではの張り詰めた空気が仕事を楽しくしていくでしょう。

イベント

地域の集会イベントや商品の店頭プロモーションなど、さまざまな現場に赴き音響設備のセッティング・オペレーションを行います。イベントの規模によって必要な機材はさまざまですし、担当者の方が発注に慣れていない場合も多いので、プロとして確実な判断・アドバイスができなければいけません。実際、手づくり感の強いイベントであればあるほど、音の存在感次第でイベントの盛り上がりも大きく変わってきます。

あらゆる環境下で最適な音を出せること

屋外なのか屋内なのか、屋外であれば音がどうやって反響するのか……環境によって音の聞こえ方はさまざま。つきつめれば、同じ環境の現場はふたつとありません。そしてあらゆる環境下において最適な音出しをするのがプロというもの。経験と実績、そして勘やセンスも大切な仕事です。音が好きな人なら、違いがわかればわかるほど現場が楽しくなっていくと思いますよ。

コンサート

クオリティの高い演奏を会場全体に届けるために、多くの音響スタッフが活躍します。音響システムの構築や機材のセッティング、いかによい音を出して、いかに多くの観客を音の世界に引きずり込むかが腕の見せ所です。

演奏の魅力を支えるという醍醐味

コンサートの成功のカギを握るのが、音量・音質を調整するPAオペレーションです。演劇やミュージカルなどの舞台でも非常に重要な作業ですが、コンサートにおいても「的確にオペレーション調整が出来なければ演奏の魅力が半減してしまう」といってもいいほど技術の問われる仕事です。すぐにできるものではありませんが、音楽好きならぜひその技を極めて、演奏の魅力を最大化させる醍醐味を味わってほしいですね。

知っておきたい、舞台やイベントでの仕事の流れ

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